通信制高校の入学試験は難しい?入試の難易度・内容について解説!

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/08/04


通信制高校は、通信教育を用いて学習を行う学校です。卒業時に得られる高校卒業資格は、全日制高校や定時制高校と同等の効力を持ちます。では、通信制高校の入学試験もやはり全日制高校と同様に難しいのでしょうか?今回の記事では、通信制高校の入学にあたる条件や難易度を、気になる入試の内容とあわせて解説します。

通信制高校に入学するための条件とは

まず、通信制高校には年齢制限が設けられません。つまり10代の人でも、極端にいえば80代の方でも入学すること自体は可能です。年齢や経歴などが異なる人たちが集まり、一緒に学んでいくのが通信制高校です。とはいえ、誰しもが入学できるというわけではありません。

前提として、中学校卒業もしくは中学校卒業と同等以上の学力があると認められることが条件です。

あわせて新入学の場合は、別の高校に入学したことがある人は受験できません。

条件としてはこの2点のみで、全日制高校ほどの厳しさはありません。ただし、他校に在籍して通信制高校へ転入する転入学や、他校を中退後に通信制高校へ編入する編入学に関しては、例外です。転入学や編入学の場合は、それまでに取得した単位を受け継いだままでの入学が可能です。

入学試験の難易度は?入試の内容も解説

通信制高校の入学試験は、合格率が高い傾向にあります。すなわち難易度は高くないということです。その理由として、通信制高校の入学試験は「落とすための試験」ではなく「受け入れるための試験」であることがポイントだからです。学力レベルよりも、勉強に対する姿勢を判断されるのです。

そのため、入試の内容は作文や面接がメインとなります。問われる例としては、勉強への意欲、その学校を選んだ動機、卒業後の将来設計などが主でしょう。自分の熱い思いをそのまま素直に伝えることが大切です。学校側は作文スキルや面接スキルを求めるわけではなく、ありのままを話してくれるかどうかを見ます。そのため、変に堅苦しくならず、リラックスした状態でのぞむことをおすすめします。

また一部では、簡単な筆記テストを実施する学校もありますが、こちらは現状の学力を確認するだけであり、合否に関わるものではない場合が多いです。しかし都立通信制高校などの公立では国語、英語、数学の3教科にて学力試験を実施する学校もあります。こちらも難易度としては高くない傾向ですが、油断してはいけません。

不合格になることはある?

「合格させるための試験」である通信制高校の入試で不合格になる人は、基本的にはいないと考えてよいでしょう。多くの学校で、合格率は約98%というデータがあるほどです。では、そのなかでも不合格の判定が下されるのはどのような場合でしょう?

たとえば、敬語を使えず言葉づかいが悪い、面接試験で素行に問題があるパターンなどがあります。または入試や面接をさぼった場合や、人格に大きな懸念があると判断された場合なども、不合格の対象となります。つまり、よほどの問題がない限り、不合格になることはありません。

ただし例外として、人気校を受験する際には注意点があります。それは、募集人数に対して定員オーバーである場合です。定員オーバーとなってしまうことを回避するには、全国各地から生徒を受け入れる広域通信制高校の選択をおすすめします。この広域通信制高校は、校舎自体を持たない学校もあるくらいなので、受け入れる生徒数も多く、より確実に入学できる通信制高校といえるでしょう。

全日制高校の入試と併願も可能

高校受験に際して、本命が通信制高校1本だというケースは一般的には少ない傾向です。第一志望を全日制高校へ進みたいと考えており、すべり止めとして受験するケースが多いです。通信制高校への入学のときには、併願というシステムが活用できます。併願とは、複数の学校の入学試験を受けることであり、全日制高校と通信制高校の併願も可能です。

たとえば通信制高校を滑り止めとして、全日制高校の結果が分かり次第どちらへ進学するか考えてみるのもよいでしょう。第一志望であった全日制高校がもし不合格だった場合は通信制高校に進学するというのも、ひとつの方法です。そのため、なんとなく通信制高校のみに絞ってしまうと、後々後悔するかもしれません。

まとめ

通信制高校の入学試験は、あらゆる人がチャレンジできるような仕組みになっています。中学校卒業からそのまま進学する人のみではなく、個々の事情から中卒であった人たちが高卒にしておきたいと入学してくるケースも多々あるでしょう。すでに社会人経験を積んだ人や、還暦を過ぎてから挑戦する人もいます。いろいろな人たちと交流を持てるのは、自身の成長にさまざまな影響を与えてくれるでしょう。試験自体は難しくはありませんが、最低限のマナーは意識したうえでのぞむようにしてください。

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