通信制高校と定時制高校の違いって何?通うならどっちがおすすめ?

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/02/01

通信制高校と定時制高校の違いはどのようなところにあるのでしょうか。どちらも学び直しに向いた高校ですが、学習形態や卒業要件に差があります。この記事では、通信制高校と定時制高校の違いに加え、それぞれのメリット・デメリットについてくわしく解説しているため参考にしてみてください。

通信制高校と定時制高校の違い

通信制高校と定時制高校は似ているようで違います。違いのポイントを押さえていきましょう。

学習形態が違う

まず、授業の実施方法が大きく異なっています。通信制高校は自宅での独学がメインの学習形態ですが、定時制高校は学校への通学を行います。主に夜間の通学がメインで、朝と昼は仕事をしている人が多いのが定時制高校の特徴です。

また、学習時間の自由度も違いがあります。通信制高校は、自宅で個人学習を行う形態を取るため、学習時間が定まっていません。極端にいえば、1週間の間、まったく学習しないことも可能です。卒業までの単位取得を計画的に行う必要がありますが、自由度が非常に高いという特徴があります。

定時制高校は通学時間が決まっており、週5日の通学を伴うことがほとんどです。午前、午後、夜間に分かれている授業を組み合わせて卒業に必要な単位を取得する形態ですが、基本的に学習時間は決まっています。

卒業要件が違う

通信制高校は単位制であることがほとんどです。卒業するまでには74単位を取得する必要があり、取得できなければ卒業できません。

一方、定時制高校には単位制と学年制があります。単位制を採用する高校は、卒業するのに74単位を擁する点で通信制高校と同じですが、学年制の場合は年間に必要な単位を取得できないと留年してしまいます。

学習内容が違う

通信制高校の授業はさまざまです。大学進学を狙うコースや、調理やデザインなどの技術習得を目指す専門コースなどが用意されています。進学だけではなく、技能を習得できるコースを活用することで、卒業後の進路を見据えた活動ができることが特徴です。

一方、定時制高校の授業は、普通科の授業が多く実施されています。中にはデザイン科、商業科などのコースもありますが、メインは普通科です。定時制高校の生徒は仕事をしていることが多いため、仕事に関する技能習得よりは、過去に高校中退や不登校を経験した人が、高校卒業資格を得るために通う傾向があるためです。

通信制高校のメリット・デメリット

通信制高校と定時制高校の違いがわかったところで、それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。

メリット

通信制高校の一番のメリットは、自由な学習ができることです。1日のスケジュールが定められていないため、自分のペースで学ぶことができます。

また、大学進学や、美容や情報処理などの技能を磨くためのさまざまなコースが用意されています。学びながら、高校卒業の資格だけではなく、就職を見据えた準備もできるため、非常に実用的な学習形態であるといえるでしょう。

また、定時制高校に比べ、学費が安いこともメリットです。その費用は、公立で初年度5万円、私立においては25万円ほどで、捻出するのにさほど苦労しない額といえるのではないでしょうか。学費が安く、自由なスケジューリングと豊富な技術習得の可能性から、働きながら学びたい社会人にもフィットします。

デメリット

通信制高校の自由度のある学習形態は大きなメリットですが、自己管理ができなければ続けることができません。基本的に自宅での独学というスタイルを取るため、他人のサポートを受けることが難しく、卒業までのスケジューリングと、強い学ぶ意欲の維持が必須です。

また、他人と顔を合わせる機会が少なく、同年代の友達を作りにくい点は大きなデメリットです。通信制サポート校を利用した場合は、卒業などのサポートを受けられ、交流も生まれるため、必要に応じて活用し、デメリットをカバーしましょう。

定時制高校のメリット・デメリット

一方、定時制高校のメリット・デメリットは何でしょうか。入学を検討する際は、通信制高校との違いをしっかりと把握しておきましょう。

メリット

定時制高校のメリットは、夜間などの決まった時間に一斉授業が受けられるという点です。定時制高校は夜間に開催されることが多いため、働きながら学ぶというスタイルを取る生徒には定時制高校を選択するとメリットが大きいです。

また、クラスメイトと一緒に授業を受けるため、通信制高校では得られにくい、人との交流ができる点も重要です。

デメリット

定時制高校は、通信制高校に比べ学費が高いことが多いです。初年度は7万円ほど、私立では50万円かかることもあります。また、定時制高校の授業は、登校し、フェイス・トゥ・フェイスで行われます。一斉授業であるため、個別のコース選択や、専門分野の経験は通信制高校に比べしづらい点がデメリットです。

通うなら通信制と定時制のどちらがおすすめ?

通信制高校と定時制高校のメリット・デメリットを考慮して、自分の求めるスタイルが実現できる高校を選択しましょう。たとえば、自分のペースで学習したい場合は通信制高校を選択するとよいでしょう。人との関わりが苦手な人にもマッチします。

一方、通信制高校は徹底した自己管理が必要とされるため、学習カリキュラムが明確に決まっており、他者のサポートが受けられる学習スタイルを望む場合は定時制高校がおすすめです。ある程度人との交流を望む場合も、定時制高校のほうが向いています。

通信制高校と定時制高校は、どちらも働きながら学ぶことができる学校です。しかし、細かなところで違いがあるので、よく調べて上手に活用しましょう。

まとめ

通信制高校と定時制高校の違いと、メリット・デメリットを確認しました。両者は、事情があって学び直したい人におすすめできる学習形態を取る高校ですが、さまざまな違いがあります。それぞれの違いをよく理解し、メリットをうまく活用することで、将来の選択肢が広がります。高校選択の参考になれば幸いです。

おすすめ関連記事

サイト内検索

【NEW】新着情報

通信制高校は、高校卒業資格を取得するための制度であり、多様なライフスタイルや個々のニーズに合わせて自由なスケジュールで学ぶことができます。本記事では、通信制高校の入学資格や不合格になる基準に
続きを読む
今回の記事では、ここ最近注目を集めている通信制高校について解説します。新型コロナは我々の生活環境を大きく変えました。そんな社会情勢の中、時代に合わせた授業スタイルを採用しているのが、通信制高
続きを読む
通信制高校を検討するときに、気になることが学費です。通信制高校は、公立か私立かによって学費が異なります。また、地方自治体によって学費が異なることも特徴です。本記事では、通信制高校の学費につい
続きを読む